No.35 楽器を弾くのに筋力はいるのかどうか

なんとなく考察。

良く聞くせりふに「楽器を弾くのに力はいらない」というのがあります。クラシックなどではよく言われることです。無駄な力を入れるなってことですね。自分自身それは大事なことだと思います。

が、なんかこう、そもそも筋パワー自体必要ないぜ!みたいな解釈をしているだろって方がたまにいらっしゃいます。筋トレじゃ楽器うまくなんねーよ、的な。これはどーなのかと。

別にマッチョじゃなくても楽器は弾けますが、筋力はあるに越したことは無いんじゃないかと思います。筋力0だとそもそも何も動かせないし。だいたい楽器の反復練習は筋トレとほぼ同義だと思っています。傍から見ると根性作業な反復練習ですが筋トレと似たような効果と考えるならば頭を使って練習する必要がありそうです。毎日やっても意味なさそう。

なわけで個人的に必須とも思っているのですがなぜか世間で不評のことが多い。なんかやたらと「もっと表現力云々・・・」というセリフとともに拒否されることが多いです。楽器は筋力じゃないぞと。

なわけで考えます。なぜ力はいらんといわれるのか。一番言われるのが「今ある筋力で十分、余計にはいらない」という方々。なんか余計な筋肉がつくと他の動きを邪魔する、なんて話も聞いたことがあります。マジっすか。ボディービルダーはみんな不自由なんですか。たしかに現状のスキルで満足なら必要ないかもしれないです。がしかし、たとえばトリルの最高速だったり維持時間だったり、ツーバスの連打だったり、こういったところは筋力の差がでる部分だと思います。仮に超高速、長時間維持できるような筋力があれば、かなり心に余裕ができるのは明らかだし、自身の演奏できる最高速が上がれば、それだけ今までのテンポに対して余裕ができます。だから意味あるんじゃないかなぁと。

表現力ってのは音程やらリズムやらができてその次にくるものだと思っているので、それ以前の部分というのはかっちりできている前提なはずです。それはスルーできる部分ではないと感じます。

ではそれをどうやって効率よく鍛えるか・・・

超回復云々に従えば2~3日に1回くらいのトレーニングのほうがよさそうです。毎日トリル死ぬほどやってもダメってとこか。問題はトレーニング方法で、まぁ楽器弾けば済むのですが、なんかもっと手軽にないかなぁ・・・というところ。「楽器で使う筋肉は普通は使わない」なんてわけわからんことも聞きますが、そんないらない筋肉ならもともと付いてないだろっていう。楽器を弾いて鍛える方法だといかんせん負荷を調節しづらいので、なにか似たような動きで鍛えるのがいいのかもしれません。ツーバス連打なら階段上ると効果ありますよ!

以上のことから考えると、
・楽器を弾かなくてもうまくなれるかも
・意外と2~3日あけるといいかも(筋トレ系に限り)
ということがわかります。あとは自分のやっている楽器でよく使う筋肉がどれかわかれば・・・というところでしょうか。

DTMをやっているとPCの知識なども要求されますが、楽器奏者としては自身の身体についての知識が必要かもしれません。アレクサンダーテクニークなんかも良く耳にします。スポーツ医学とかもいいかも。

・・・まずは勉強からか・・・先が長い。

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