投稿

11月, 2012の投稿を表示しています

No.25 バイオリンの録音について

イメージ
練習の一環として録音した音を聞く、ということはとても大事ですが、バイオリンを録音することに関して何かこう決まった手順というものがあるわけでもなく。バイオリンの場合はそれ単体で音が鳴らせるのでDAWでどうこうする、という発想はあまり出てこないのかもしれません。 今回はバイオリンを録音する際に、自分がやったことをまとめておきたいと思います。 録音スタイル・・・というと変な感じですが、どのような機材を用いるかで大きく変わってきます。DAWに取り込むのか、MTRでやるのか、ICレコーダーなのか、といった具合です。一番手軽には携帯でとったり、ICレコーダーを使ったりする方法があります。これの場合は説明も何もなくて、まぁ録ってくださいということです。 残りの2つはある程度労力が必要とされます。が、録音を音程や雰囲気の確認だけでなく、フィンガリングノイズだとか細かい部分を聴こうと思った場合ある程度録音自体にクオリティの高さが要求されます。それをカバーできるのが2つ、MTRやDAWに取り込む、つまりマイクを立てて録る、ということです。 ICレコーダーや携帯で録る場合というのはどうしてもオフマイク的な、集音する場所が発音場所から遠くなります。(なにかスタンドを使えば近づけることも可能ですが、あくまで一般的な使用法を想定した場合)そうすると部屋の響きや雑音も拾ってしまいます。 そこで準備したのがこちら。 カントリーマンのISOMAX2Cです。 バイオリン録音ではメジャーらしいです。超小型コンデンサーマイクです。 この小さな四角いのがマイクです。キャノン端子の部分と比べてみるととても小さいことがわかります。これを使って録音します。 丸いモフモフしたもの(ウィンドスクリーン)がついてきますが、これをマイクにかぶせます。 あの小っこいマイクには表裏がありまして、表側に赤丸が来るようにセットします。これでマイクの準備は完了。 で、これをバイオリンにセットします。 こんな感じでモフモフ君がうまく引っかかってくれます。ちょっと苦しそう。 で、あとは録音するだけです。実際録音してみると、部屋の響きとか全くないとてもデッドな状態の音が聞けます。そしてヘコみます。まぁ当初の目的からすれば大満足ですが。 録った音を聞くとバイオリンの音以

No.24 AKG K271MkⅡ到着!!

イメージ
新しくモニターヘッドフォン2号としてAKG K271MkⅡを導入しました。 モニターヘッドフォンとしては大分定番の部類に入るものだと思います。まぁ大体がSONYのMDR-CD900STだと思いますが、自分としては一度装着したときにすごく”耳に張り付く感”があって気に入らなかったので敬遠しています。結局最初に買ったのは同じAKGのK240MkⅡでした。K240のほうは半開放(開放型と密閉型の間)だったので、これ1個でいいかなーとかいう理由で選んでしまいましたとさ。それ以来AKGはすごく気に入っていて、さまざまなモニター環境ってのは重要だと思ったので今回新たにK271を購入しました。ぜんぜん様々になってないな。 AKGのヘッドフォンのいいところは、音もさることながらコスパがいいと思います。ケーブル着脱式で、最初から替えのケーブル(カールコードですが)がついてくるし、ミニプラグとフォーンの変換端子もついてきます。(これがちゃんとしたネジ式で良いと思いました。このクラスはみんなそうなのかもですが)そして耳当ての部分もベロアと皮と2種類ついてきます。長く使えそうです。そして何よりかっこいい!!!!と思う。あと地味にステッカーついてきます。 今現在普段使いのヘッドフォンがまぁSteel SeriesのSIBERIA V2 USBという完全ゲーマー仕様なのでとりあえずこれを置き換えたい。シベリア自体はとてもいいヘッドセットなんですがね。疲れないしマイク便利だしバーチャルサラウンドだし・・・が、なぜかあれで聞くとどんな音もわりと問題なく聞こえてしまうので(リスニング用としてはいいのかもしれないですが)やっぱり変えたほうがいいのかなと。マウスとパッドもSteel Seriesだしなんかカオスなことになってるな・・・。 AKGのヘッドフォンはエージングしたほうがいいよ、とゆーよーなことを何度か見かけたことがありますが、これは結構そうかもしれない、と思いました。 K240も手元にあるので聞き比べたところ密閉にもかかわらずK271のが低域の量感に欠ける気がします。ある程度鳴らしておかないと本領発揮されないようです。 密閉ということでK240よりも低域が出てくるだろうと考えるとバランスはいいかなーと思います。宅録でどでかいモニターを鳴らせることなんてまずないと思う

No23.RedWirezのキャビネット購入

まぁ音作りが下手なのはおいといてなんとなく普段使っているキャビネットがエミネンススピーカーなのでそれのIRが欲しくなりました。 RedWirezがフリーで出してるマーシャルもいいんですが。なんとなく。 買い方自体は簡単で、公式サイトでカートにつっこんで、メアド登録かなんかしてPayPalを使います。なので割とすぐに購入できます。 今回はギターアンプ4個とベースアンプ1個を購入しました。しめて2925円。安い。 買ったのはsoldano2つとKrank,RolandのJC-120とHartkeです。 で、まぁキャビネットの違いもあるけれども、気にしていたのが「フリー」と「有料」でそんなに差があるのか、ということです。 百見は一聴にしかず、ってなわけで録り比べてみました。がしかしこのサンプルって意外とつくんのが難しい。なんというか手を加えていかにもな音にするのもいいんだがそれってサンプルの意味なくね?というジレンマ。 今回のセッティングとしては、とりあえずE-530をゲイン全開でやってみましたなんとなく。 IR側はPoulin Lecab2を使用。基本的にSM57のCone-2inchとNeumann U87のRoomAwayを1:1でまぜています。 それに加えてなんとなくリバーブ。正直なところこのまま即使える音かといわれたらそーでもないのですがあんまりいじりすぎても、ってことで。 ・soldano412B-S12Xs p.k.fly · Soldano412B-S12Xs ・soldano412BLegendV12s p.k.fly · Soldano412BLegendV12s ・KrankTexHeats p.k.fly · KrankTexHeats ・JC120-Roland12s p.k.fly · JC120-Roland12s で、これに対してフリーのMarshall。これはU87のRoomAwayがなかったので変わりにAmbient MicsのStereo Roomを使用しました。 ・Marshall1960A-G12Ms p.k.fly · Marshall1960A-G12Ms まぁ聞いた感じではクオリティ自体に差はないかな、という。こんなにハイゲインで言うの

No.22 ギター配線交換

イメージ
最近メインギターの(つっても1本しかないけど)電装系に難がある気がしてきた今日このごろ。難というのは、トグルスイッチの切り替え時にうまく切り替わらなかったり、ボリュームポットが音漏れしたり。Parkerのギターは多分配線がかなりカオスになってそうなので見てみぬふりをしてきましたが、今回ついに挑戦。 まずピックアップの構成を確認。 ハム×2 コイルタップ ピエゾ1 きっと何とかなると信じてパーツを適当に購入しいざオープン!!!!! なんぞこれ・・・・・・・・・・ とりあえず配線を確認。ピエゾがプリアンプを持っているおかげでわかりづらい構成になっています。まぁ旧モデルはなんか大量の「基盤」が入ってるようなギターだったらしいし、そう考えると大分マシか・・・と思い作業開始。 で、結果気づいたこと。 ・道具はちゃんと準備しよう 適当にうちにあった半田ごてで、台もなしに配線は再利用すれば良いやとか思っていましたが、ちゃんと準備するべきでした。一応なんとかなったけどやけどした・・・・ ・パーツはちゃんと確認して買おう とくにシャフトの径と長さは注意です。まぁインチミリは間違えることは少ないと思うのですがトグルスイッチのシャフトはどっちかちゃんと確認したほうがいいです。しかも、このParker Fly Deluxeは 「普通のトグルスイッチでは代用できません」 (ピエゾ・マグネティックのセレクタ)明らかに回路数が足りません。まぁわかる人はわかってるんだろうけど。 ・とりあえず音がでるのを目標に 正直半田経験値0の人間が「サイコーにビューティフルな半田付け見せてやるぜ!!!」とか意気込んだところでできません。とくに1端子に複数回線が合流するようなところは本当に難しいです。なわけで、どんなに見た目がぐっちゃぐちゃのカオス状態でも、音が出ればよしとしておきましょう今のところは。 ・二人いたほうが何かと便利 配線をもって、半田を持ち、半田ごてを持って当てる。明らかに手が3本必要です。サポートアームとかいうのもあるようですが、とりあえず二人いれば何かと便利かもしれません。自分の場合は一人しかいなかったので大変な箇所がいくつかありました。 ・「見た目同じにつなぐ」だけじゃだめな場合がある 同じトグルスイッチだし、見た感じ同じ配線なら大丈

No.21 レコーディングやDTMと電源環境

イメージ
ある程度機材がそろってきたりすると気になりだしてくるのがそう「電源」です。ギタリストだったらライブのときのコンセントの確保にはじまりアンプのVだのなんだの、宅録する場合なら電源ケーブルがどーたら・・・・たぶん突き詰めていくとキリがないような部分だと思います。 まず基本となる部分を確認すると、 日本は100V でありまして、なおかつ、 東日本は50Hz、西日本は60Hz ということです。これが大前提。なんで東と西で違うのかというと発電機の方式がドイツ式かアメリカ式かなんだとか。 で、西洋音楽をやる人間にとって欠かせないのが諸外国の電圧です。 調べればわかることですが、だいたい ヨーロッパ 220V~230V アメリカ 110V~120V で、ここで疑問が発生するわけですね。 「結局いくつなんだよ?」 ヨーロッパに関しては大体が220で、オランダとかが230です。イギリスは240にもなっています。 で、アメリカなんですが、アメリカでもVはいろいろあるようで、細かく分けると120V、117V、115V、110Vの四種類ですね。 110Vは主にカナダや中南米などのようです。で、ここに書いてある電圧というのは 公称電圧 と呼ばれるもので、ざっくりいうとまぁこのくらいの電圧ですよ、という目安みたいなもんです。で、アメリカの3種類はどれも同じ位のものを指していてあまり大差ないようです。電圧はだいたい公称の±5~10%くらいのようなのでそこまで細かく気にする必要もないのかも。 100Vは世界でも日本だけです。島国仕様! で、公称にはずれがある(というか許容している)のでこれらを実際にテスターか何かで調べると自分の環境がどんな状態かわかります。 日本だとだいたい95V~105Vくらいのあいだになるはずです。 自宅を測定したところ、平日ですが、朝10時ごろは102Vくらい、夕方が101Vくらい、夜が100Vくらいでした。実際に変動しているのがわかりました。 で、いよいよレコーディングやDTMにおいて電源をどーするのか、という問題に行きます。 まず電源周りについて考えると、 1、壁コン 2、電源タップ(安いの) 3、電源タップ(雷サージつき) 4、フィルターつきタップ 5、パワーディストリビューター 6

No20. Poulin LeCab2

イメージ
IRをつかうときは以前からKefirを使っていましたが、新しくPoulin LeCab2を導入してみました。 http://lepouplugins.blogspot.jp/ こちらのサイトから この右側の部分に各VSTへのリンクがあるのでWindowsならWindows用のVSTの中からLeCab2を選択します。 クリックした時点でダウンロード選択ができるので保存して、RARを解凍して出てきたPoulin_LeCab2.dllというファイルをVSTプラグインのフォルダに入れます。 で、お使いのDAWを立ち上げて早速オープン! 最大6個のIRデータを読み込めます。赤いランプがついているのがONの状態のIRで、となりの電源ボタンぽいもので切り替えられます。位相反転やハイパス、ローパスなどいろいろ便利な機能がついています。レイテンシの調節も可能です。真ん中の鎖マークは左右のIRを同じにします。 で、なんと言っても便利なのが矢印ボタン。これで次のIRデータに切り替えることができます。なので、ある程度マイクの種類を絞り込めば、聞き比べてサウンドを決定することができます。 Kefirも悪くはなかったのですがいかんせん切り替えが面倒すぎて音作りに時間がかかってしまうというのがあったので、これには非常に助かりました。 Poulinはアンプシミュレーターなどでも有名なので、ここのアンプとLeCab2、あとIRデータがあればなかなかのサウンドが手軽にだせると思います。