No.39 DBX 1066をつかってみたよ


だいぶん使ってきたDBX1066。最初に買った動機は、オーディオI/Fで録音する時にスラップベースがしょっちゅうピークを迎えてしまうことにありました。そりゃそうだ。ノーコンプで直接つないでいましたので。

できれば先にコンプかけたいなーとか思いつつ、コンプよりリミッター的なものでもいいなぁとか思い、あるいはノイズゲートもほしいなぁーなんて思ったときにこれがありました。

この1066はコンプ・ゲート・リミッターを2ch搭載したものです。お手ごろ価格で。
DBXというと160Aとかが定番なのかもしれませんが、まぁ便利なの使おうということで。


で、機能といいますと。




まずステレオカップリング。左右のチャンネルを同期してステレオで使えるってやつです。使ってません。

で、ゲートはスレッショルドとレシオ、コンプはスレッショルド、レシオ、アタック、リリースで、リミッターはスレッショルドのみです。

ゲートはまぁ普通にゲートです。ゲート・エキスパンダーとあるようにレシオの設定次第でどうとでも使えます。意外とレシオを調節できるって便利でした。最大で8:1までです。かなりばっさり切れます。

コンプも一般的なパラメータ。まぁ1Uで3エフェクトでステレオとかがんばってると思います。写真のとおりひたすらつまみが並んでる見た目です。
コンプは∞:1までレシオをもっていけます。アタックは0.4~3、リリースは5~250です。ちなみにどのつまみも細かいクリック感があります。

リミッターはスレッショルドのみなのですがここがこまったポイントで+4dB~しかかけられない。(それより下はOFFしかない)まぁそこでばっつり切ってくれるみたいなので少し受け手のゲインを下げれば使えます。0dB以下に抑えるというよりかは過大入力対策みたいな感覚。

で、さらには小さいボタンもいくつかついていて、SC Enableなどサイドチェイン系のボタンがあり、(自分はこれをベース専用にてモノラルで使うというアホ丸出しな使い方をしていたためSCは評価できません。)あとは目玉ともいえるOverEasy機能。一言で言うと「ソフトニー」以上。なのですが。ここがDBX特有の、とでも言うのでしょうか、この微妙なニーの設定がいけてる、ということなんですね。実際OverEasyなしだと思いっきりオンオフがわかるようなハードさなので、楽器に使う場合は常にONにして調整していったほうが早いと思われます。

で、音質はというと・・・もちろんただの主観ですが。
普通にアナログ、といったところです。これだけにある音!とかそういう音変わるようなものでもないし、かといってアナログとは思えないクリアさ!というわけでもないです。が、ノイズが多いとかそういうこともなく、普通というとなんだかいまいちなような印象を与えるかもしれませんが、これでいいと思います。なんというか業務用というか。

最近はギターもつないだりしています。とにかく便利ですね。持っておいて損は無いというか。とりあえずI/Fの前にさしておいてます。

縁の下の力持ち的なものです。いまはプラグインが流行の時代ですがこういう多機能なハードを一個持ってると勉強になると思いました。あと自分でつまみいじるのがやっぱり一番いいですね。

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