No11.keFIRのキャビネットシミュレーター設定

IR,インパルスレスポンス系のリバーブなどはよく聞きますがこれはキャビネットシミュレーター(正確に言うとキャビネットとマイク、マイキングのシミュレーター)です。使っている人は多いと思いますが。



ダウンロードはこちらから。
http://www.softpedia.com/get/Multimedia/Audio/Audio-Plugins/keFIR.shtml
フリーです。

まぁこの手のソフトはたぶんいっぱいあると思うのでどれえらんでもかわんないっちゃそうなのかもしれません。で、今回はこのケフィアに限って設定とか。

基本的にはIRデータをロードするとGAINとLENGTHは自動で調整してくれます。
で、MIXというのはIRデータで加工した音と原音のミックスになります。なわけでギターなどのキャビネットシミュレーターとして使いたい場合は基本的にMIXは100%にします。

あとは自分の気に入ったIRデータさえあれば最高のサウンドが・・・というはずなんですが、なんかいろいろ躓いたので書いておきます。

→MIXが50%のまま

初めて使ったときに陥った現象。MIXが50%が初期値ですがこのままだとキモいサウンドになることがほとんどです。なんか半分デジタルというか。
まぁこれはすぐにわかります。

→サンプリング周波数が合ってない

これが結構躓いたところ。最初使っていたIRデータが44.1khzだったのですがDAWの設定を96khzにしてたらバリバリサウンドになってました。
ちなみに44.1khzの設定で96khzのIRつかうとモコモコになります。

→CPUが限界

ほかにプラグインいっぱい差したり、あとギタリストなら一度はやると思いますがギターを2トラックに録音して片方にオンマイクでSM57,もう片方にアンビエントで・・・とかやってると結構負荷がかかるのでプチプチしてきます。

→lengthが短い

これは最近気づいたのですが、「なーんか妙にハイのチリチリした感じが残るなぁ・・・」なんてときにでも。自動設定でだいたい問題ないですがIRデータによってはかなり短い設定になるときもあります。そんなときに少し伸ばしてやるといいかも。これもあげすぎるとCPUが慌てふためくのでそれなりに。

IRデータ自体は調べればいくらでもあると思うのですがギターのキャビネットに関して言えばRedWirezのフリーのインパルス(96khzまででマーシャルキャビを複数マイクでとったもの。アンビエントあり)とかGuitarHacks(なんかメタル向け?よくわからんキャビが何個か。44.1khzまで)とかGods_Cab(たしかメサのキャビをとったもの。96khzまで。Axe-fx用のファイルも入ってるみたい)がありますね。よく使うのはGodsとRedwirezですね。RedはシェアのIRデータとかあるみたいなんでちょっと試してみたい・・・。

以下サンプルサウンド。

ギターをライン直
RedWirezのSM57
GuitarHacks
Gods_CabのSM57
Gods_Cabにコーラスとコンプ
個人的には所謂「アンプシミュレーター」とかよりもアンプ+IRのがリアルな感じでいいと思います。宅ロッカーの皆様はキャビをガンガンに鳴らしてマイク録り!!!なんてのは非現実的だと思うので必然的にこういったレコーディングになると思うのですが・・・何かほかにもお勧めの方法あったら教えてください。



コメント

このブログの人気の投稿

No.28 izotope ozone 5 advanced 使ってみました

No.69 Cubaseがわけのわからんエラーを吐き出したとき調べたこと

No.39 DBX 1066をつかってみたよ