No.62 AKG K391NC のレビューとか



今まで使っていたKlipshのS4に変わり投入。ノイズキャンセリングを試したことが無かったので。AKGはヘッドフォンでだいぶ使っているのでまぁ問題ないだろうなと思ってこの機種にしました。以外とノイズキャンセリングのイヤホンは選択肢が無いのだけれども。

概観は普通です。箱はでかい。取り出します。


AKGの刻印が見えるのがノイズキャンセリングユニットです。重さはそこそこ。左耳のほうに通話用のマイクがついています。付属はポーチとUSBケーブル、どこかの携帯用変換プラグと、フライトアダプターにイヤーチップが3種類(S.M.L)です。標準的構成。

では実際に使用した後のレビューです。比較対象はKlipsh S4です。

・音質
いい、というか問題ない。S4から劇的に音質アップ!!とはいかないです。が、面倒なところはNC機能をONするかOFFするかで大分話しが違ってくるところ。NCがOFFだとまず音量がだいぶ下がります。そしてAKGらしいきらびやかな、悪く言えばローに重さがない感じになります。音色は好みだと思うのですがこの音量が下がるのが結構厄介。

NCをONにすると割とフラットな感じになります。たぶん今まで聞こえづらかった低音域が出てくるため、バランスがいい感じです。解像度はこっちのほうが高い気がします。そして音量がアップします。なぜなんだ。


・ノイズキャンセリング機能
この機種のノイズキャンセリング機能は低音域の音を打ち消すだけです。高い音は消しません。ほかはどーなのか知りませんが。最初はローだけか・・・と少しへこみましたが実際使ってみるとその威力は絶大。また、こいつのNCはユニットのNCのONOFFだけですので、別に曲を流していなかったり、さらにはプレイヤーをつないでいなくともONに出来ます。これは便利!

電車の中で音量を上げたりする必要がなくなりました。NCすごいな。


・イヤーチップ
なぜここに注力しなかったんだ・・・というぐらい普通。ただのイヤーチップです。前のKlipshはこの出来が最高に良かったので・・・。高音域はNCできない分ここの遮音性頼みになるのでこれは変更推奨。現在選定中です。


・ケーブル
普通のイヤホンに比べて太く、重めです。そして固めで癖がつきやすいかも。その分風にあおられにくいのでタッチノイズとかがあまり気にならないという利点があります。


・可搬性
これはNC全般に言えることだと思うけども面倒くさいです。さらにいくつかこの機種には弱点が。まずケーブル長が果てしなく微妙で、プレイヤーにつなぐ側のケーブルは30cmくらいで、イヤホン側が1.5mくらい?とにかく妙にプレイヤーとユニットが近いのでポケットに入れるとき困ります。またユニットにクリップとかは無いです。両方をバッグに突っ込むにはイヤホン側のケーブルが短い。そしてイヤホン側ケーブルはユニットから抜けないので延長も何もありません。さらにマイクがY字分岐の先のほう(イヤホン側)についているためSHURE掛けしたいときに邪魔です。うーん・・・


こんなところです。NCの稼動時間はフル充電で35時間。十分ですね。USBで充電です。音に関してはイヤーチップ変更後でまた変わってくると思います。


総評としては順当な製品です。小さい音量でも聞けるという部分が一番大事なのでそこはクリアしています。可搬性に少し難がありますが機能を考えると仕方ないのかも。あるいみ耳栓としてもとても優秀です。あとはイヤーチップ交換でどうなるか。

音楽やる人ほど音を聞く機会は多いと思うので耳を守るという意味でもお勧めです。

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