No.60 リズム感ってなんだろう

皆様お久しぶりです。

試験やら風邪やらでかなり時間が空いてしまいました。体調管理というのは本当に重要です。痛感、、、。


さて、結局寝込んだりなんだりで楽器をあまり弾いていなかったのですが、コンテストも余裕の一次落ちを見せ付けたためなんでこうなったのか再検討です。敗北から学ぶことは多い。で、リズムが甘いんじゃあないかと。

このリズム感、世間一般で言われているのは

・テンポキープがどうたら
・俺は後ノリ云々、お前は前ノリ云々
・走ってる、モタってるとか
・スピード感、ドライブ感
・グルーヴ(グルーブとは決して言わない)

とまぁこのようなことを言われていると思います。バンドでもやっていればリズムに含蓄のある方々から、「お前のリズムはずれてないけどグルーヴが感じられない云々・・・」とか言うありがたいお言葉をいただく機会があると思われます。


で、

「じゃあどーすればいいんだよ?」


となるとあの鉄壁のリズムを持った大先生「メトロノーム」に弟子入りしろ、という定番の展開です。


で、そのときに

・まずはジャスト、ジャストを理解するんだ
・リズムの「ウラ」を感じるんだ
・8分のウラ、16分のウラ、ウラ、ウラ、ウラウラウラウラウラウラウラァァァッッッ!!!
・出来るようになったらジャストから前ノリ、後ノリに挑戦だ
・グルーヴ、グルーブじゃないぞグルーヴを意識するんだ



とかなんとかいう話になります。うん全部やったよ。


だが全然よくならない。


というか、なんともいえないハマってない感がありました。
うんうん唸って考えた結果、たぶんリズムそのものに対する解釈が間違っていたのだろうという結論に至りましたとさ。

今まではこう線に線であわせる、というか、ジャストの線に対してぴったり重ねるイメージだったんですね。ビーマニ的な。



で、よく聞くジャストの判定・・・「メトロノームにぴったり合うとな、メトロノームの音が聞こえなくなるんだ・・・不思議だろ?」(何某)というのを鵜呑みにしていたのですが。

ふと思いついたこと。そもそも音は線じゃないし発音までにラグがあるということで・・・(波形見ればわかりますけれども)




上は音が「鳴った」瞬間がぴったり。下は音が「鳴り始める」瞬間がぴったり。これどっちがジャストなんだよと。

先ほどの何某氏のセリフ通りならば上がジャストということになります。が、しかし、これってアタックというか(まぁ本来アタック自体も音が鳴っているなのでそれより前の部分ですが)その音のなり始めの部分が前にでてますよね?という疑問。もしかしたらホントは下がジャストなんじゃあないのかと。そして下のジャストなら間違いなくメトロノームの音は聞こえるだろうと。

特に痛感するのが打ち込みとあわせるとき。打ち込みがジャストでなされていた場合ってジャストの線より前に音がなることってありえないと思うのです。つまるとこ打ち込みは下のジャストを持っていると。そこにメトロノームをかき消す自分が混ざることで「ジャストの不一致」が発生し、グルーヴは木っ端微塵、ノリは自分だけやたら突っ込み、違和感ありありの楽曲が出来上がってしまうわけです。


じゃあ上の「ジャスト」って意味なくね?という考えになりそうですがそんなことは無いと思います。第一上のジャストのほうが間違いなくあわせやすいです。(メトロノームの音が消えるという明確な判断基準があるため)さらに発音(上の図でいうところの一番大きくなっている部分)までのスピードに差があってもぴったり合います。要は生楽器で全員演奏する場合なんかはこっちのほうがいいかなと。

ただそれを打ち込み相手にやると変な感じになるということです。ので、今どっちのジャストで演奏しているのか、ということを考えてやるとリズムってのはずいぶんとよくなるのではないかなという考察でした。


まぁ数msの話なんだけれども。これ使い分けるとかどんだけだよ・・・と思いましたとさ。

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