No.42 DPC Latency Checkerの使い方
レイテンシといえばDTMをやる人間にとっては大敵というかもはや絶対悪とも呼べる存在です。無いに越したことはないのになぜか気が付けばそこにいる、恐るべきやつです。 それをチェックするのはなかなか難しい。というか普通は気にしないのか。 まず一番最初に気づくのがおそらくオーディオインターフェースの設定部分。 写真はcubaseの例ですが。ここで入力レイテンシーと出力レイテンシーが見えます。ここでの値は設定によっても変化します。たとえば これは96kHzでバッファを128サンプルにした場合。(MOTU Audio Expressでは128までしかつめられませんでした。ほかはどうなのか知らん。) このレイテンシーですが、大きくなればなるほど入力と出力にタイムラグが生じるのでリアルタイム演奏などでは致命的なことになりかねません。だからなるべくつめておきたいところです。 で、この「入力」と「出力」って一体どこ計ってるんだよ?という話ですが正直よくわかりません。なんか出力の方が遅いのでこっちにソフトウェアの分が入ってそうだな、とかそのくらいです。 そのソフトウェアすなわちOSだったりそれ以外の常駐だったり、そういうものをひっくるめて計測できそうなのがこの「DPC Latency Checker」のようだ、ということです。 使い方は至って簡単でサイトに行ってダウンロードを選ぶだけ。 それを実行すればすぐ使えます。 結果は個々人の環境に依存しますが、自分の場合。 明らかに定期的になにかが起きています。若干文字化けしてるし。 で、調べたら例のマザボ付属のソフトでしたとさ。現在DAWは完全に別環境に移行したので影響はないのですが・・・。 該当ソフトをきるとこんな感じ。どうやら20とか切れるらしい。 このソフトの妥当性については結構議論があるようですが、まぁ一つの目安として使えるのではないかなと思います。実際に上の赤いバーがある状態だとたまにプチプチきたりしていたので。限界までレイテンシをつめるための分析ツールにはなりませんが、問題点が無いかを確認するぐらいならちょうどいいのではないでしょうか。