No.84 SSL Alpha Link MX を使って、それから売るまで

以前、というか遠い昔SSL Alpha Link MXを導入したのですが、結局別記事で書いたようにUADのApollo Twinにしてしまったのでその辺りの変遷の話です。

導入経緯

結構前ですが、やはりWindows環境でレイテンシがどうしても気になっていた時代がありました。USBじゃ限界があったし(当時まだUSB2.0、まぁ3.0でもレイテンシ的にはそこまで変わらないと思いますが)、WindowsでFirewireってのも考えもので、Juli@でも書いたようにやっぱりPCIeが一番レイテンシ的に詰められるよね!という単純な発想でした。

正直個人ユースで考えるとあまりにもI/Oの数とか多すぎる気がしますが、物は試し。また、PCIeカードとコンバーターが分離しているので、音も良さそうだし、そのコンバーターとカードの接続がMadiだったので、間違いなく早いだろうと。


到着と。青いのがMadiケーブルです。



PCIeカードですね。

機材がくれば後は簡単で、ラックに入れてカードをPCに入れて、MADI繋いで電源入れてポチッとな、という具合にすぐ動きます。

ただ、コネクタがSub-Dで、ブレイクアウトケーブル付属なしなので、追加購入・・・。
そして繋いだところで結局1チャンネルしか使わないという超絶無駄仕様。

使用感

最高でした。音は今でも一番好きです。レイテンシが1msを普通に切れる。(192kHzでやるとホント早い)なんかもう手元の出音より早い感じで、すごく面白い体験ができました。こういうのを使いこなしていけるとすごくクオリティ上がるんだろうな。。。と思います。

その後

しかしながらやっぱり場所とるし、何よりWindowsの色々がめんどくさくなってきてMacに乗り換えた結果、今度はPCIeどうしよう・・・ということになりました。
また、やっぱり機材を色々考えると良くはなるんですが、そもそも気にしなきゃいけないことがどんどん増えてしまい、本末転倒だなぁという感じでした。
ドライバの相性とか、PCの入れ替えとか、まぁこれに限った話ではないのですが。

一時期はラックでゴリゴリに揃えれば話早いな、なんて考えてましたが、実際にそれで楽になった部分もいっぱいありましたが(セッティングの保存できる量とか、アウトボードだとPCパワー要らないとか)本質的にはこうじゃないなと。

そこから環境を見直してMacとUA Apollo、Logicというシンプル構成になりました。
(まぁ、ギターの足下とかはまた複雑化の一途を辿っていますが・・・)

こんなアホな使い方をする人はいないと思いますが、目的を履き違えないようにしなきゃな、という感じでした。

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