No.83 最初のエレキギターの選び方を考えてみた。
最近「最初のエレキギターどうしたら良い?」って聞かれることが多くあったので、そういえば自分も悩んだことを思い出しました。地道に店員さんに聞いて回ったり・・・
今までの経験も踏まえ、自分なりの初心者のエレキギターの選び方、及び実際のステップをまとめました。
ここで紹介している選び方はあくまで自分が基準ですが、なるべく長く続けられるような選び方を紹介しています。
基準として
・オーソドックスなギターの種類
・一般的構成
をベースとしています。
なぜ?→特殊な構成のギターだと音作り時に作りづらくなったりします。(まぁ調整は可能なのですが、変な音になりづらい方が良いかと)
・やりたい音楽のジャンルなど
・ギターの形
・予算
これが固まってるとスムーズです。
そして詳細として、
・木材
・よくある用語集
・確認ポイント
を確認し、決定となります。
おそらく始める動機って、あのバンドが好き、とか誰かが弾いてるのをみてやってみたい、とかだと思います。
その動機となったギターと同じ種類を選ぶのが入りやすいです。
ちなみに私の動機は「弦が4本より6本の方がジャカジャカできそう!」でした。
対応力だけで言えばストラトキャスターですね。オーソドックスなストラトはシングルコイルのピックアップ3つですが、最近はストラトっぽい形でも色々な物が出ています。
ボディが両方切り込みが入っているのでハイフレットも弾きやすいし、最初に良いのでは、と思います。
レスポールも色々なジャンルに対応できると思います。ストラトよりパワーがあり、重い場合が多いです。
テレキャスターでもこの中だと一番「出るサウンドの傾向が決まってる」ギターだと思います。いえ、弾き込んだわけでもないので様々な情報から推察するに、ですが。
また、同じ予算5万でも、年末年始はセールなどでお得に買えるので、そういうのを狙う方が良いです。
ストラト、テレキャス
ボディ・・・アッシュ、アルダー、バスウッド
ネック・・・メイプル
指板・・・ローズウッド、メイプル
レスポールだと
ボディ・・・マホガニー
ボディトップ・・・メイプル
ネック・・・マホガニー
指板・・・ローズウッド、エボニー
です。が、ここが違ったらからサウンドがこう変化して・・・みたいなのは最初でわかるわけもないので、まぁ参考程度。
また、「よくある」というのもあくまで個人の感想です。
「ピックアップの構成が・・・」
ギターのボディ中央についている装置のこと。1本の物が3つ搭載されているパターンと、2本を組み合わせたものが2つ搭載されているパターンが定番です。
2本を組み合わせたものはハムバッカーと呼ばれ、パワーがあってノイズレスです。
ただ、鋭い音が出づらくなります。
「アクティブピックアップで・・・」
ギター内部に増幅器があり、電池で駆動するタイプ。圧倒的にノイズレスです。ただ、電池切れると音ならないのと、なぜか四角い9V電池なので買わなきゃならないというデメリットあり。音が平坦だと言われることもありますが、最近のは改善してると思います。まぁ、クリーンすぎる感じはありますが・・・。
「コイルタップできるんですよ」
レスポールや一部ストラトに乗っている、ハムバッカー(シングルコイルピックアップを2つ並べたやつ)をシングルコイルとして使える機能。あると幅が広がります。
「トップのメイプルが・・・」
ボディトップの木材の話。レスポールではトップがメイプルで、木目がきれいにでていると重宝されます。が、やすい価格帯ではシート状のものを貼っているので音に影響はほぼない。
「(ボディ|ネック|指板)が〇〇材で・・・」
上記木材の話。例えばマホガニーだとアッシュとかより太く甘いサウンドが出る、と言われます。正直音への影響はアンプ>ピックアップ>木材だと思います。
指板材は弾き心地に関わります。メイプルかローズだと思いますが、気に入った方を選びましょう。エボニーならより良いと思います。
ネックはメイプルの方が強度があります。柔らかい木材だと少し曲がりやすくなります。
「ステンレスフレットなんすよ」
指板の間のフレット(金属)がステンレスの場合。ほぼ削れないので超長持ちします。音は若干鋭くなるらしい。価格帯的にまずないけれど、おすすめです。
「24フレットなんで色々・・・」
フレットの数が24ということ。通常ストラト22、レスポール21です。それだけ高い音が出せるので、テクニカルなことをやりたい場合は良い選択肢。24Fを使う曲を弾きたい場合、ないとできません。
「(アーム|トレモロ|フロイドローズ|ビグスビー)がついてて・・・」
ギターのボディ側の弦の最後についてるものを指しています。棒を掴んでユニットを動かすことで、弦が伸び縮みし、特殊な音が得られます。
「スルーネックで・・・」
ギターのネックの木材がボディの端まで貫いた構造になっていること。通常ストラトはボルトオン(ねじ止め)、レスポールはセットネック(接着剤)になっている。
音の伸びとかで有利と言われています。
そして鳴らしましょう。おそらく楽器店で試奏する際は、まず店員さんが準備してくれると思います。何も弾けないかもしれませんが、必ず持って、鳴らしてみてください。
そしてこっそりいくつか確認します。
・どこも響いているか
じゃーんと適当に鳴らして、ヘッドの先やボディの端などを触ります。ちゃんとしたギターならどこも振動が伝わってくるはず。
・ネックのつなぎ目確認
ストラトのようにボルトオンだと、ネックとボディの間に隙間がある場合があります。こっそり名刺とかを差し込み、スッと入るようなら考え直しましょう。(※尚、見つかると色々よくない展開になるらしいので、こっそり)
・フレットの確認
全部の弦で、1フレットから最終フレットまで、押さえて弾きましょう。綺麗に音がなればOKです。あまり響かない場所があるようなら、考え直しましょう。
・ネックのねじれ確認
ギターを自分の足元で立てて、ヘッド側からボディまで見ます。そしてフレットを目線に合わせます。ここで、各フレットが並行になっているか確認します。ねじれてる場合はやめた方が良いです。(ねじれは滅多に修正できない)
まずは綺麗に並んでいそうなものを選んでください。
・電装系の確認
ピックアップセレクタ(つまみみたいなやつ)や、ボリューム、トーン(クルクル回すやつ)がついていると思うので、全ての操作系を一度触って、動かしてみましょう。
動かした場合にノイズが発生したりすることがあります。
無い方がいいですが交換も可能なのでそこまで神経質になることもないですが。
さて、確認すべきポイントも洗い出しました。
次回で実際に購入時のステップをまとめる予定です。
今までの経験も踏まえ、自分なりの初心者のエレキギターの選び方、及び実際のステップをまとめました。
ここで紹介している選び方はあくまで自分が基準ですが、なるべく長く続けられるような選び方を紹介しています。
基準として
・オーソドックスなギターの種類
・一般的構成
をベースとしています。
なぜ?→特殊な構成のギターだと音作り時に作りづらくなったりします。(まぁ調整は可能なのですが、変な音になりづらい方が良いかと)
選び方
まず、選ぶ際の基準となるポイントを3つあげます。・やりたい音楽のジャンルなど
・ギターの形
・予算
これが固まってるとスムーズです。
そして詳細として、
・木材
・よくある用語集
・確認ポイント
を確認し、決定となります。
やりたい音楽のジャンル
これが決まっていると、自ずとギターの形もある程度絞り込まれてきます。おそらく始める動機って、あのバンドが好き、とか誰かが弾いてるのをみてやってみたい、とかだと思います。
その動機となったギターと同じ種類を選ぶのが入りやすいです。
ちなみに私の動機は「弦が4本より6本の方がジャカジャカできそう!」でした。
ギターの形
大きく3つ、ストラトキャスター、レスポール、テレキャスターから選んでおくと、選択肢も多いので選びやすいと思います。対応力だけで言えばストラトキャスターですね。オーソドックスなストラトはシングルコイルのピックアップ3つですが、最近はストラトっぽい形でも色々な物が出ています。
ボディが両方切り込みが入っているのでハイフレットも弾きやすいし、最初に良いのでは、と思います。
レスポールも色々なジャンルに対応できると思います。ストラトよりパワーがあり、重い場合が多いです。
テレキャスターでもこの中だと一番「出るサウンドの傾向が決まってる」ギターだと思います。いえ、弾き込んだわけでもないので様々な情報から推察するに、ですが。
予算
5万くらいはみておいた方がいいと思います。激安のギターもありますが、弾きづらくて止める可能性が高まると思います。また、5万でもギターに寄りますので、確認ポイントを参照の上選んでください。また、同じ予算5万でも、年末年始はセールなどでお得に買えるので、そういうのを狙う方が良いです。
木材
大体ギターはボディとネックで木材表記があるのですが、各ギターのタイプごとによくあるものをまとめました。ストラト、テレキャス
ボディ・・・アッシュ、アルダー、バスウッド
ネック・・・メイプル
指板・・・ローズウッド、メイプル
レスポールだと
ボディ・・・マホガニー
ボディトップ・・・メイプル
ネック・・・マホガニー
指板・・・ローズウッド、エボニー
です。が、ここが違ったらからサウンドがこう変化して・・・みたいなのは最初でわかるわけもないので、まぁ参考程度。
また、「よくある」というのもあくまで個人の感想です。
よくある用語集&キーワード
店員さんと話している時に出てくるかもしれないキーワードをまとめました。「ピックアップの構成が・・・」
ギターのボディ中央についている装置のこと。1本の物が3つ搭載されているパターンと、2本を組み合わせたものが2つ搭載されているパターンが定番です。
2本を組み合わせたものはハムバッカーと呼ばれ、パワーがあってノイズレスです。
ただ、鋭い音が出づらくなります。
「アクティブピックアップで・・・」
ギター内部に増幅器があり、電池で駆動するタイプ。圧倒的にノイズレスです。ただ、電池切れると音ならないのと、なぜか四角い9V電池なので買わなきゃならないというデメリットあり。音が平坦だと言われることもありますが、最近のは改善してると思います。まぁ、クリーンすぎる感じはありますが・・・。
「コイルタップできるんですよ」
レスポールや一部ストラトに乗っている、ハムバッカー(シングルコイルピックアップを2つ並べたやつ)をシングルコイルとして使える機能。あると幅が広がります。
「トップのメイプルが・・・」
ボディトップの木材の話。レスポールではトップがメイプルで、木目がきれいにでていると重宝されます。が、やすい価格帯ではシート状のものを貼っているので音に影響はほぼない。
「(ボディ|ネック|指板)が〇〇材で・・・」
上記木材の話。例えばマホガニーだとアッシュとかより太く甘いサウンドが出る、と言われます。正直音への影響はアンプ>ピックアップ>木材だと思います。
指板材は弾き心地に関わります。メイプルかローズだと思いますが、気に入った方を選びましょう。エボニーならより良いと思います。
ネックはメイプルの方が強度があります。柔らかい木材だと少し曲がりやすくなります。
「ステンレスフレットなんすよ」
指板の間のフレット(金属)がステンレスの場合。ほぼ削れないので超長持ちします。音は若干鋭くなるらしい。価格帯的にまずないけれど、おすすめです。
「24フレットなんで色々・・・」
フレットの数が24ということ。通常ストラト22、レスポール21です。それだけ高い音が出せるので、テクニカルなことをやりたい場合は良い選択肢。24Fを使う曲を弾きたい場合、ないとできません。
「(アーム|トレモロ|フロイドローズ|ビグスビー)がついてて・・・」
ギターのボディ側の弦の最後についてるものを指しています。棒を掴んでユニットを動かすことで、弦が伸び縮みし、特殊な音が得られます。
「スルーネックで・・・」
ギターのネックの木材がボディの端まで貫いた構造になっていること。通常ストラトはボルトオン(ねじ止め)、レスポールはセットネック(接着剤)になっている。
音の伸びとかで有利と言われています。
確認ポイント
まず、持ちましょう。流石に通販オンリーはおすすめできない・・・。そして鳴らしましょう。おそらく楽器店で試奏する際は、まず店員さんが準備してくれると思います。何も弾けないかもしれませんが、必ず持って、鳴らしてみてください。
そしてこっそりいくつか確認します。
・どこも響いているか
じゃーんと適当に鳴らして、ヘッドの先やボディの端などを触ります。ちゃんとしたギターならどこも振動が伝わってくるはず。
・ネックのつなぎ目確認
ストラトのようにボルトオンだと、ネックとボディの間に隙間がある場合があります。こっそり名刺とかを差し込み、スッと入るようなら考え直しましょう。(※尚、見つかると色々よくない展開になるらしいので、こっそり)
・フレットの確認
全部の弦で、1フレットから最終フレットまで、押さえて弾きましょう。綺麗に音がなればOKです。あまり響かない場所があるようなら、考え直しましょう。
・ネックのねじれ確認
ギターを自分の足元で立てて、ヘッド側からボディまで見ます。そしてフレットを目線に合わせます。ここで、各フレットが並行になっているか確認します。ねじれてる場合はやめた方が良いです。(ねじれは滅多に修正できない)
まずは綺麗に並んでいそうなものを選んでください。
・電装系の確認
ピックアップセレクタ(つまみみたいなやつ)や、ボリューム、トーン(クルクル回すやつ)がついていると思うので、全ての操作系を一度触って、動かしてみましょう。
動かした場合にノイズが発生したりすることがあります。
無い方がいいですが交換も可能なのでそこまで神経質になることもないですが。
さて、確認すべきポイントも洗い出しました。
次回で実際に購入時のステップをまとめる予定です。
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